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羽毛布団の寿命はある?買い替えのサインや長持ちのコツは?

更新日:2024/4/3

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羽毛布団に寿命はあるのでしょうか?羽毛布団は、快適な睡眠には欠かせない寝具ですが、比較的高価ですのでできるだけ丁寧に扱って長く使用したいと思います。では羽毛布団を買い替えなければならないときは、どのような見極めポイントがあるのでしょうか。ここでは羽毛布団の寿命や、長持ちさせるコツについてご紹介します。

羽毛布団の寿命は10~15年

羽毛布団は、布団自体の品質にもよりますが丁寧に扱えば10~15年以上使えます。しかし長く使用するにつれ側生地の汚れや傷み、羽毛の吹き出し、羽毛のかさの減少などが気になることがあります。そんな場合には羽毛リフォームを行うと、羽毛布団の品質を保ち、寿命を延ばすことができます。

1:価格・ブランドによる寿命の違い

羽毛布団の価格は、使用される羽毛の産地や種類など品質によって高価格のものから低価格のものまで幅広くなっています。高価格の羽毛布団の方が寿命は長くなる傾向にあります。その中でも10年以上使用できる羽毛布団は、購入時の価格が少し高く感じても、高品質で長期間使用できるので結果的にはコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。羽毛布団を購入する場合は、価格だけでなく寿命のことも考えて購入するブランドを選ぶようにしましょう。
例えば、フランスベッドの羽毛布団は製品の充填羽毛10年・側生地3年の保証がされています。過去10数年分の精製された羽毛のサンプルを保管しています。万が一、製品にお問い合わせがあった場合、直ちに原因を追求し対策を行えるトレーサビリティ管理を行っています。

2:使っている人・環境による寿命の違い

高品質の羽毛布団であっても、環境や使う頻度によって寿命は異なってきます。例えば、汗の量です。一般的に睡眠中にコップ一杯ほどの汗をかくと言われていますが、その量は人によって違うため汗をかきやすい方の方が羽毛布団の劣化は早くなるでしょう。他にも皮脂などの汚れによっても変わります。ペットを飼っている、小さいお子さんがいる場合は尿などによる汚れでにおいがこもり、雑菌が繁殖して羽毛の寿命が短くなることもあります。湿気の多い場所での保管や、雨に濡れることも劣化が早まる原因となりますので、羽毛布団の寿命を長持ちさせるためには、湿気の多い地域では、日常的に乾燥させるなどのメンテナンスをするようにしましょう。

3:羽毛の種類による寿命の違い

羽毛の種類によっても耐久性が違うため、寿命も変わってきます。購入する羽毛布団がどのような羽毛を使用しているかを知っておきましょう。一般的に羽毛の耐久性の高さは、アイダーダックダウン、マザーグースダウン、グースダウン、ダックダウンの順となっています。アイダーダックダウンは、幻の名品でキングオブダウンとも呼ばれていて、しっかりとした弾力と保温性があり、丁寧に扱えばかなり長期間使用が可能と言われています。ただし、良質な羽毛を使用した耐久性の高い羽毛布団は、高品質なため値段もかなり高価格になります。一方でリーズナブルな羽毛布団の中には、かさ高の低下が早い、飼育期間が短い未熟な羽毛が使用されている場合が多く、結果として布団の寿命は短くなります。

4:外側の生地(側生地)による寿命の違い

羽毛だけでなく、外側の生地(側生地)も羽毛布団の寿命に大きく関係しています。高価格の側生地であれば、寿命が長いというわけではありません。シルクを使用した生地は触ったときの感触も良いので寝心地も良いですが、天日干しができず湿気がたまりやすいため、耐久性という面では他の生地よりも劣化しやすくなります。
例えば、フランスベッドの羽毛布団は側生地にも抗菌・防臭加工を行い、ニオイや菌を防ぐ工夫がされています。
寿命にこだわるのであれば、このように側生地にもこだわって羽毛布団を選びましょう。

5:メンテナンスの有無による寿命の違い

日頃からメンテナンスをしっかりと行っているかどうかで羽毛布団の寿命は大きく変わります。
メンテナンスの例として、湿気をためずに羽毛布団を乾燥した状態で保つように月に1~2回、1~2時間程度天日干しを行いましょう。天日干しする際は、羽毛布団の側生地の痛みや汚れを防ぐため、カバーをかけて干すと良いでしょう。また、天気の良い乾燥した日の午前10時から午後3時くらいの間に日に当たるように片面1時間くらいずつ両面を干すことがポイントです。天日干しをせずに湿気のこもった状態で使用し続けると羽毛のかさ高や弾力が低下します。天日干しの他に、少し側生地が傷んだ程度であれば、リフォームをすることでさらに寿命を延ばすことができます。中の羽毛を取り出して洗浄し、新しい側生地へ入れ替えることをリフォームといいます。再生加工によって、保温性を復活させることができるため、新しい羽毛布団を買うよりも経済的で、かつ環境にも優しいというメリットがあります。

羽毛布団の寿命・買い替えの見極めサイン

高品質な羽毛布団を丁寧に使っていれば、長期間使うことができますが、使用年数にこだわり過ぎず、状態によっては買い替えることも大切です。羽毛布団の寿命を見極めるために、使い始めた頃などと比較しながら、いくつかある寿命・買い替えのサインを見ていきましょう。

1:ふんわり感がなくなってきた・中身が偏っている

購入したばかりの羽毛布団は、羽毛にハリがあり、放湿性にも優れているため、湿気を吸ってもまたふんわりとふくらみを戻してくれます。しかしダウンボールが絡み合い劣化し始めると、水分を放出できなくなって元に戻りづらい状態になります。個人差はありますが、数年以上使っていると、とくに襟元などから汗や皮脂が付着して、一部分だけ羽毛が劣化し、中身が偏った状態になりやすくなります。購入したときより3分の2程度のかさになっていたり、羽毛布団を干しても手を沈めたときのふんわり感がなくなったと感じたりしたら、寿命が来ているサインです。

2:ずっしりとした重さを感じるようになった

羽毛布団は、汗や皮脂、室内の湿気を少しずつ吸い取っています。こまめに天日干しをするなどして除湿、乾燥をしていないと、放湿性を失い、ずっしりと重さを感じるようになります。羽毛布団専用のクリーニングにお願いすれば、ある程度取り戻せることもできますが、10年以上経過している場合、改善できないこともあります。長年の汚れが蓄積された布団の重みは、身体にも負担がかかります。体が痛くなる、寝苦しくなるといった睡眠の妨げになる恐れもあるため、羽毛布団リフォームや買い替えを検討したほうが良いでしょう。

3:羽毛が出てくるようになった

羽毛布団は、通常ダウンプルーフ加工といって、羽毛が飛び出してこないよう側生地に加工がされています。生地が破けて羽毛が出てきてしまった場合は、劣化しているサインです。とくにシルクなどのなめらかな生地は、爪があたるなどの衝撃でも破れることがあります。見た目では分からなくても、布団を上げ下げしているときに羽毛が何度も飛び出してくるようであれば、リフォームや買い替えをするのが良いでしょう。

4:以前ほど暖かくない

羽毛の魅力は、暖かくて保温性が高いことです。ダウンボールが空気を包み込んで層を作り、体温で暖められることで、布団が暖かくなります。つまり、暖かさを感じないときは、ダウンボールが傷ついている可能性があります。羽毛が劣化すると、空気を溜め込みにくくなり、弾力も損なわれてきます。長年使い続けていると、保温性も下がってきますので以前の状態と比較し暖かくなくなったと感じた場合や、暖かさを維持できなくなった場合は、リフォームや買い替えの時期だといえるでしょう。

5:においがするようになった

汗や皮脂、体臭などは、長期間放置すると酸化してにおいがすることがあります。布団の内側は、密閉されているため、湿度が上がり雑菌やカビが繁殖しやすい環境になっています。羽毛布団のカバーをこまめに洗濯する、天日干しをするなどしてしっかりと乾燥させてもにおいが取れない場合は、寿命のサインかもしれません。においは睡眠の質を下げるだけでなく、アレルギーなどの健康被害を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。

羽毛布団の寿命を延ばす使い方

羽毛布団は高価な商品ですので、一度購入したらできるだけ長く愛用したいと考えている方も多いと思います。羽毛布団をより長く使い続けるためにはしっかりとメンテナンスを行うことが大切です。ここでは、寿命を延ばすための日々のメンテナンス方法を6つご紹介します。

1:布団カバーをつけて使う

羽毛布団用のカバーを使用すると、羽毛布団の側生地が汚れるのを防ぐことができるため、羽毛布団をより長く使うために重要です。カバーを購入する際は、通気性に優れた、抗菌や消臭効果があるものなどを選ぶと、側生地にかかる負担を抑えることができます。羽毛布団カバーは機能だけでなくデザインや素材も豊富にあるので、寝室の雰囲気にあったデザインや肌触りなど、好みのものを選び、インテリアとしても楽しむことができます。

2:定期的に干すようにする

定期的に天日干しをすることも、羽毛布団の寿命を延ばすための大切なメンテナンス方法の一つです。羽毛布団は、汗や室内の湿気などをたくさん吸い込むため、お手入れをせずにそのまま放置していると、ダニや雑菌が繁殖して布団の劣化につながります。そのため月に1~2回、1~2時間程度の定期的な天日干しが必要です。布団を干すときは、生地の痛みや汚れを防ぐためカバーをかけるようにしましょう。

3:湿気がこもらないよう工夫する

普段から湿気がこもらないように工夫することもメンテナンスになります。湿気は、羽毛布団の劣化を早める原因の一つですから、汗をかいた羽毛布団はすぐにたたまずに熱を逃がしてからしまうなど、工夫して湿気がこもらないようにしましょう。
長期間保管する場合、フランスベッドの羽毛布団は抗菌防臭加工・防ダニ加工が施され、通気性にもすぐれた保管ケースが付属されていますので、しっかりと乾燥させて防虫剤をいれるなどして湿気の少ない場所で収納しましょう。

4:適度なペースでクリーニングに出す

羽毛布団の羽毛は、家でお手入れすることが難しいデリケートな素材です。そのため羽毛布団は、専門のクリーニング店に出すことをおすすめします。ただし、クリーニングに出し過ぎると羽毛布団の生地が傷む原因にもなるので、適度な回数を守ることが大切です。その他にも、羽毛布団の洗濯表示次第では、クリーニングで洗えないものもありますので注意が必要です。大切な羽毛布団を長く使うためにも、経験や方法を熟知しているプロの方に相談してみると良いでしょう。

5:季節で分けて使う 

羽毛布団を季節で使い分けることも一つのメンテナンス方法です。羽毛布団は主に本掛け、肌掛け、相合掛けの3つの種類があります。体がもっとも冷えやすい冬の時期は、本掛けを使用し、冬以外の季節は、肌掛けや、肌掛けよりも厚めの合掛け布団を使用するなど季節によって使い分けます。使わない羽毛布団は天日干しをして保管しておきます。こうすることで気温や湿度の変化ででる汗によるダメージをなるべく抑え羽毛布団を長く使用することができます。

6:リフォーム(打ち直し)をしながら使う 

羽毛布団のリフォームも長く使用するためのメンテナンス方法です。
フランスベッドの羽毛布団のリフォームなら国内の専用工場で羽毛を個別洗浄し制菌加工を行い、必要に応じて新しい羽毛を補充するため、リフォーム後は新品同様の羽毛布団に生まれ変わります。
羽毛リフォームは選ぶコースによって価格が違いますので内容を確認して選ぶようにしてください。
新しい羽毛布団を購入する場合は羽毛布団リメイクを行いダウンパッドやダウンシュラフにリメイクすることもできます。

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まとめ

羽毛布団の寿命は、羽毛の品質や側生地の種類、価格にもよりますが、使用する環境や使用方法によって大きく使用できる長さが異なってきます。羽毛布団をより長持ちさせるためには、布団カバーのこまめな洗濯や、湿気がこもらないための工夫など、丁寧な取り扱いが必要不可欠です。高価な羽毛布団だからこそ、買い替えに悩んでいる方やリフォームを検討している方はご紹介した羽毛布団の寿命についてしっかりと理解しておくと良いでしょう。

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この記事の監修者

フランスベッド
インテリア商品企画部

インテリア商品企画部では、フランスベッドのインテリア事業で展開をするベッド・寝具類(羽毛布団を含む)・家具の商品企画全般およびそのプロモーションを行い、眠り・睡眠といった視点からだけではなく、健康や環境への配慮など様々な視点から、皆様に高付加価値製品を提案しております。
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