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羽毛布団の製造工程は?

更新日:2018/10/1

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羽毛布団は、メーカーごとに異なるこだわりの製造過程を経てできあがります。一般的な製造工程としては「羽毛の洗浄・乾燥」、「側生地(がわきじ)の検査・羽毛の充填」、「最終検査・袋詰め」の3段階です。

海外から輸入した羽毛の洗浄・乾燥

羽毛布団の製造は、圧縮された状態で輸入した羽毛をほぐすことから始まります。ほぐしながら、ごみや小石などの不純物も取り除いていきます。次は、羽毛の洗浄です。羽毛専用の洗剤を使用し、羽毛に付着している皮脂や汚れを落としていきます。洗浄が終わると今度は乾燥機で、乾燥と殺菌処理を行います。湿気を嫌う羽毛にとって乾燥が大切。高温で乾かされた羽毛はふっくらとした仕上がりになるのです。熱くなった羽毛を冷却することで羽毛特有の臭いを取り除きます。そして、羽がついているかどうかや、羽毛の大きさによって羽毛を種類別に仕分けします。

羽毛布団の側生地(がわきじ)の検査・羽毛の充填

羽毛布団に欠かせないもう1つの主役が側生地(がわきじ)です。まず、生地の染め具合や織り方が適正かどうか、熟練の職人が目視で確認します。この検査は、羽毛布団の製造工程でも重要な項目です。万が一、側生地に穴があいていた場合、そこから羽毛が飛び出してしまう可能性があります。検査に合格した生地は、高い技術を持つ職人によって1つひとつ丁寧に縫われていきます。ほつれや汚れがないかなどの検査を行い、合格した側生地だけに羽毛を充填していきます。羽毛の種類の混合率は商品ごとに異なり、商品ごとに適切な混合率で丁寧に充填します。詰め終わった羽毛布団は重量検査が行われ、合格した布団の充填口を縫います。

できあがった羽毛布団の最終検査・袋詰め

羽毛布団としての形が整ったら、最終検査に進みます。この検査では、機械と人の目の両面からチェックしていきます。検査項目も細かく設定されており、布団のサイズや、重量、縫い口の状態などさまざまです。針や金属片などが混入していないか、検針機を使った検査も行われます。これらすべての項目をクリアした良質な羽毛布団が、お客様の手元に届くのです。

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