よくあるご質問 羽毛ふとんの選び方

羽毛の採取方法の違いとは?

羽毛の採取方法は主に「マシーンピック」、「ハンドピック」、「ハーベスティング」の3種類になります。それぞれ以下のような違いがあります。マシーンピックは機械で羽毛を採取する方法。ハンドピックは屠殺した鳥の羽を手摘みする方法。ハーベスティングは自然に生え変わる羽毛を採取する方法。これら3種類の採取方法によって、羽毛の品質や値段は変わってきます。値段重視なのか品質重視なのか、自分の希望する羽毛ふとんを手に入れるための基準の1つとして、羽毛の採取方法ごとにどんな特徴があるのか見ていきましょう。

「マシーンピック」は機械で羽毛を採取する方法

マシーンピック(マシーンプラッキング)とは、その名の通り機械を使って羽毛を採取する方法です。マシーンピックでは、屠殺した鳥から羽毛を採取します。鳥の死骸から、機械を使って一気に羽毛を集めるのです。マシーンピック後の羽毛には不純物が多く含まれるため、羽毛はその後洗浄・殺菌されます。そして、羽毛を抜かれた鳥は、鶏肉・フォアグラといった食用や、飼料用として出荷されることになります。羽毛の多くは、このように食用に用意された鳥から副産物として得られるものと考えられています。現在では、このマシーンピックが羽毛を採取するときの主流な方法です。

「ハンドピック」は屠殺した鳥の羽を手摘みする方法

ハンドピック(ハンドプラッキング)とは、1羽ずつ羽を摘み取っていく採取方法です。基本的には、屠殺した鳥から羽を採取していくことになります。マシーンピックとは違い、人の手で丁寧に採取するので良質な羽毛が手に入ります。

中には「ライブハンドピック(ライブハンドプラッキング)」という採取方法もありますが、これはハンドピックとは異なります。すでに死んでいる鳥から羽を採取するのがハンドピックで、生きている鳥から羽を採取するのがライブハンドピックです。

ヨーロッパでは「生きた鳥から羽を抜くのは残酷だ」という声を受けて、このライブハンドピックが禁止されています。しかしライブハンドピックとハンドピックは誤認されやすく、ハンドピックという言葉には依然として鳥の体にダメージを与えるイメージがあり、ハンドピックを表示している企業が非難を受ける状況が続いていました。そのため、日本羽毛製品協同組合では、2009年以降、国際的な信用の点から考えて、「ハンドピック、手摘み等」の表記をしないよう注意喚起がされています。

「ハーベスティング」は自然に生え変わる羽毛を採取する方法

ハーベスティングとは、鳥から自然と抜け落ちた羽毛や、羽が生え変わる時期に抜けそうな羽毛を人の手で採取する方法です。マシーンピックやライブハンドピックとは異なり、鳥の体にダメージを与えずに羽毛を採取できます。自然に生え変わる羽毛を集めるので、マシーンピックのように羽毛が不純物で汚れたり、傷ついたりすることなく質のよい状態の羽毛を採取することができます。羽毛の保温性や耐久性の点で優れています。ただし、この方法で採取できる羽毛は数が限られており、現状としてはマシーンピックで羽毛を採取する方法が主流となっています。

マシーンピック、ハンドピック、ハーベスティングそれぞれの「採取方法」、「値段」、「品質」、「作業工数」に関する違いを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

  採取方法 値段 品質 作業工数
マシーンピック 機械で採る 低い 一般的 短期間かつ効率的
ハンドピック 屠殺した鶏から
手摘みする
中~高 やや高品質 短期間かつ手作業
ハーベスティング 自然に生え変わる
羽毛を手摘みする
高い 高品質 長期的かつ手作業

今回ご紹介した3種類の採取方法を知っていれば、より細かな基準で羽毛ふとんを選ぶことができます。高品質の羽毛ふとんが欲しいのか、安い値段で購入したいのか、自分が羽毛ふとんを購入するにあたって大切にしていることは何か考えながら、採取方法にも注目してみましょう。ただし、採取方法は記載されていないこともありますから、その際は以上の知識を参考にしながら、店員さんに聞いてみるのもよいでしょう。

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