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キルトとは?

更新日:2018/10/1

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キルトとは、羽毛布団の生地を縫う技術のことです。キルト(縫い方)の違いによって温かさやフィット感は変わってきます。寝心地を左右する大事な部分ですから、羽毛布団を選ぶ際は、キルトにも注目してみましょう。以下にキルトの役割やキルトごとの特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

キルトの役割とは

羽毛布団のキルトには、様々な役割があります。まず、布団の中の羽毛が1ヶ所に偏らないように調整する役割があります。それから、布団の中に空気の層を作り、ふくらみ具合を維持するためにも非常に重要です。さらに、キルトには、体と羽毛布団のフィット感を実現する役割もあります。こうした役割を持つキルトですが、その種類によって、保温性やフィット感が変わってきます。自分が羽毛布団に何を求めるのか考えながら、キルトの特徴を見てみましょう。

キルトの種類

キルトの種類は実に多様です。販売メーカーごとに様々なキルトを用いて、独自の羽毛布団を提供しています。すべてを取り上げることは難しいため、ここではその中でも一般的によく使われているキルトに絞って紹介します。「タタキキルト」、「立体キルト」、「2層キルト」この3種類の特徴について以下に解説いたします。

タタキキルト

タタキキルトとは、羽毛布団の表生地と裏生地を直接縫いつけたものです。低コストで縫製できるため、比較的安価な値段で購入できます。しかし、縫い目の部分が薄くなり羽毛もないので、熱が逃げやすく保温性はあまり期待できません。

立体キルト

立体キルトは、最もポピュラーな縫製技術です。立体キルトは、布団の表生地と裏生地の間に、マチと呼ばれる縦方向の仕切りを入れる構造になっています。マチが入る分、高さが出るため空気の層ができ、布団のふくらみが増します。また、マチができたことで、タタキキルトよりも熱が逃げにくくなり、保温性の面でも優れています。

2層キルト(ツインキルト)

2層キルトとは、羽毛布団の表生地と裏生地で異なるキルトを施す方法です。2層キルトでは、布団の表生地と裏生地の間に横方向の仕切りを入れて、上下で別々に縫っていきます。このように表生地の縫い目と裏生地の縫い目を互い違いにすることで、縫い目の部分を互いにカバーする形になり、熱が逃げるのを防ぐことができるのです。そのため2層キルトは、立体キルトよりもさらに保温性の高いキルトと言えます。加えて、体にフィットしやすいというメリットもあります。しかし、表生地と裏生地を分ける布がプラスされるため、通常よりも重くなる点はデメリットかもしれません。

安さを重視するのであればタタキキルト、ある程度の保温性と軽さが大事であれば立体キルト、保温性やフィット性が大切であれば2層キルト、このような形で自分が何を羽毛布団に求めるのか把握してキルトに注目してみましょう。そうすれば、より細かな基準で羽毛布団を選ぶことができるでしょう。

弊社では快適な睡眠を実現するために、様々なキルトを施した羽毛布団を用意しております。通常はある襟元のつなぎ目をなくし首元にフィットするネックラウンドというキルトや、温湿度を調節できるドライスルーキルティングなど、こうしたキルトを用いて作られた高性能な羽毛布団で、保温性とフィット感の両方を体感することができます。詳しくは、フランスベッドの羽毛布団 | キルトへのこだわりをご覧ください。

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