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側生地とは?

更新日:2023/9/29

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側生地(がわきじ)とは、布団の中身を覆う布地のことです。羽毛布団の場合は、中身の羽毛を包む外側の生地が側生地になります。布団の中身が重要なのはもちろんですが、側生地の素材や織り方によっても布団の品質や質感は変わってきます。素材や織り方の特徴を理解して、自分にあった羽毛布団を選びましょう。

側生地の役割

側生地の役割は中に入っている羽毛が外に出ないように守ることです。羽毛布団用の側生地には中の羽毛が飛び出すことを防ぐダウンプルーフ加工が施されており、この加工により生地の目が詰まるためダニの侵入も防ぐことが出来ます。
また、側生地の素材や織り方は「通気性・保温性・吸湿性・放湿性・柔軟性・軽量性」など、羽毛布団にとって重要な性能にも影響します。
側生地の素材や織り方について、以下の解説を読んでさらに理解を深めましょう。

側生地の素材

側生地の種類は大きく分けて2つあります。1つは綿やシルクなどの「天然素材」です。もう1つは、ポリエステルをはじめとした「化学繊維」です。「綿60%、ポリエステル40%」のように天然素材と化学繊維の双方が使われている生地も一般的です。

綿、シルク、ポリエステル、それぞれの特徴を以下にまとめてみました。

  • 綿:通気性や吸湿発散性に優れており、「超長綿」という高品質な綿だと軽さや肌触りもよい。
  • シルク:なめらかな肌触りと表面の光沢、吸湿発散性に優れている。
  • ポリエステル:比較的安価で軽くて丈夫、速乾性にも優れる。一般的には吸湿性は乏しいが、近年、髪の毛の百分の1程度の細さのマイクロファイバーを使用し、毛細管現象により吸湿性も高めた側生地もある。

側生地の肌触りや品質の高さを重視する方には、高級天然素材の「超長綿」がおすすめです。
扱いやすさやコストを重視する場合、化学繊維の「ポリエステル」を含むものを選ぶと良いでしょう。
また、柔らかく光沢のある再生繊維「リヨセル」なども側生地に使われることがあります。

側生地の織り方は主に3種類

羽毛布団の側生地は、織り方によっても触り心地や機能性が異なります。織り方による違いは以下の通りです。

通気性に優れた「平織り」

平織りは、縦糸と横糸を交互に組み合わせる非常にベーシックな織り方です。しわになりやすい欠点はありますが耐久性に優れています。

厚みのある丈夫な「ツイル」

ツイルとは、「綾織(あやおり)」や「斜文織(しゃもんおり)」と呼ばれている織り方です。生地に斜めの線ができる織り方になります。重量が増すというデメリットはありますが、光沢があり、しわになりにくいです。糸の密度が高く厚みが出るツイルは、丈夫さが特徴です。

柔らかい手触りと美しい光沢をあわせもつ「サテン」

サテンは、「朱子織」や「繻子織」(どちらも「しゅすおり」)とも呼ばれており、羽毛布団で最も頻繁に使われる織り方です。縦糸か横糸のどちらか一方が浮き出ているかのような見た目になっています。摩擦に弱いデメリットはあるものの、独特な光沢が魅力的で、手触りもよく、高級な羽毛布団で使われています。柔らかな手触りはサテンの特色と言えるでしょう。

品質の良い羽毛布団を選ぶには、羽毛の種類やダウン率、充填量などに留意することが大切ですが、側生地も羽毛布団の第一印象を左右すると言われるほどに重要なものです。
できれば実際に羽毛布団に触れ、その手触りやフィット感を確かめてみることをおすすめします。

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是非一度、フランスベッドの良質な羽毛布団に触れてみてください。

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この記事の監修者

フランスベッド
インテリア商品企画部

インテリア商品企画部では、フランスベッドのインテリア事業で展開をするベッド・寝具類(羽毛布団を含む)・家具の商品企画全般およびそのプロモーションを行い、眠り・睡眠といった視点からだけではなく、健康や環境への配慮など様々な視点から、皆様に高付加価値製品を提案しております。
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