SLEEP FAQ

Q

タバコを吸うと睡眠不足になるってホント?

更新日:2018/10/01

A

喫煙によって睡眠不足を招いている可能性があることをご存知でしょうか。タバコは体によくないと分かってはいるものの、睡眠にまで悪影響を及ぼす可能性があることはあまり知られていません。ここではタバコと睡眠不足の関係を中心に紹介していきます。

タバコと睡眠の関係性について

タバコの主成分の1つにニコチンがあります。実はこのニコチンには覚醒作用があるため、睡眠の質を低下させる可能性があるのです。そのメカニズムは下記の流れになります。

  1. タバコに含まれるニコチンがアドレナリンの分泌に関与する
  2. アドレナリンにより交感神経が優位になる
  3. 覚醒作用により眠りにくくなる

つまり、1日に多くのタバコを吸うヘビースモーカーの方ほど、タバコが原因で睡眠不足になっている可能性があるのです。そのため、快適な睡眠を実現するためには禁煙が望ましいでしょう。 参考:「健康ネット」

喫煙者と非喫煙者には睡眠の差がある

タバコは睡眠の質を下げるというのは前述のとおりですが、不眠を訴える方の割合については喫煙者が非喫煙者の4~5倍だということも分かっております。それに加えて、喫煙者は非喫煙者に比べて、入眠が約15分遅いのです。

タバコのみでなくお酒も厳禁!

タバコと同様にお酒も睡眠にとって悪影響があります。原因はアルコールが分解される際に発生する、アセトアルデヒドです。アセトアルデヒドには覚醒度を高める作用があるため、眠りを妨げる結果につながってしまうわけです。このほか、お酒には利尿作用があるため、夜中にトイレで起きてしまう確率も上がってしまいます。そのため、遅くとも就寝3時間前には晩酌を終えることを意識してください。

快適な睡眠を実現するには

それでは最後に快適な睡眠を実現するための方法について見ていきます。

朝に太陽を浴びること

太陽光には体内時計を24時間の周期にリセットしてくれる効果があります。そのため、朝は太陽の光を浴びましょう。人間の本来の体内リズムは25時間なので、太陽光を浴びないと日に日にリズムが崩れてしまいます。起きたら太陽の光を浴びて体内リズムをリセットしましょう。

起床時間を一定に保つこと

起床時間を一定に保つことによって、体内リズムが作られます。そのため、平日と休日の起床時間に差があるという方は睡眠効果を高めるためにも、起床時間を決めましょう。

就寝前にはゆったりとした時間を過ごすこと

就寝前には、「入浴」、「読書」、「軽いストレッチ」などのリラックスできる時間を過ごしてみましょう。それは、入眠前にはリラックスしている状態である副交感神経が優位である必要があるためです。睡眠前のリラックスタイムを過ごすことによって睡眠の質が上がることでしょう。

寝具にこだわること

寝具にこだわるのも快適な睡眠のサポートになります。マットレスや枕などを自分に合ったものを選ぶことは非常に大事です。また、羽毛布団の使用もおすすめ。軽量かつ保温性の高い羽毛布団は快適な睡眠をサポートしてくれることでしょう。また、発散性にも優れているといった魅力もあります。

いかがでしたでしょうか。ここまで、喫煙と睡眠不足の関係性を中心に快眠について見てきました。まずは、タバコの本数を減らすこと、睡眠前には吸わないこと、そして最終的には禁煙することをおすすめします。

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