よくあるご質問 睡眠について

睡眠の学説ってなに?

「人間はなぜ眠るのだろう?」そんな疑問をふと感じたことはありませんか。この疑問に対する明確な回答はありません。しかし、過去に多くの睡眠学説は提唱されてきています。そこで、これまで提唱されてきた睡眠学説について、いくつか紹介していきます。

疲労回復説

昼間の活動が影響し、疲労が蓄積されることによって眠くなるという説です。つまり、睡眠の意味は疲労回復のためという説になります。しかし、ほとんど心身の活動のない方の場合においても、一定の時間が経つと睡眠を求めるというデータも出ているため、睡眠=疲労回復のためとは言い切れない部分もあります。また、循環系の疲労による脳の貧血が睡眠の理由と、考えられたことがありましたが、それについても科学的根拠に乏しいとされています。

刺激排除説

何らかの刺激によって起きている感覚器の興奮を遮ることによって睡眠を促すという説です。例えば、寝室内を静かにしたり、暗くしたりして光の刺激をなくすることで睡眠の環境を作ること。そして温覚、触覚、痛覚、皮膚感覚などを遮ることによって眠りやすくなります。つまり、人間が起きているのは光や音などの刺激があるからという説です。

中枢説

過去に最も注目された学説です。十分な科学的根拠によって発表されました。中枢神経系のなかに睡眠を司るものがあ って、その支配によって睡眠が必要となるといった説です。間脳や中脳部位が睡眠や覚醒に対して重要な役割を担っているという説になります。

条件反射説

条件反射説もあります。これは緊張する時間が長時間続くことによって、大脳皮質が疲労して内制止が生じ、局所的に疲労します。その際に神経細胞の活動が抑制され、睡眠が必要になるという説です。

体内時計説

毎日同じ時間帯になると眠くなり、同じ時間帯になると目が覚めるというサイクル。人の体内には時計と同じような役目をする機能があり、これを体内時計と呼んでいますが、このサイクルによって自然と睡眠に入るといった説です。

このほかにも睡眠における学説はある?

上記で紹介した睡眠の必要性に関する学説以外にも、さまざまな睡眠に関する学説は発表されています。例えば、アメリカの歴史学者が、昔の人の睡眠サイクルについて、興味深い学説を発表して話題になりました。それは、「もともと人間というのは7~8時間も連続して睡眠をとる生き物ではなかった」という説です。簡単にいうと、昔の人は2度寝の習慣があったというわけです。この習慣は、照明器具などの普及と共に徐々に減少しました。そして、産業革命により、睡眠時間と勤務時間を明確に分けて労働効率を上げるという考え方になったことで消滅したといわれています。

以上、睡眠における学説について見てきました。日々の生活と深くかかわりのある睡眠。こういった睡眠に関する知識をつけると面白いかもしれません。

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