SLEEP FAQ

Q

眠れない時に押すべき、不眠解消・快眠のツボ

更新日:2018/10/01

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「なかなか寝つけない……」という夜は誰にでもあるでしょう。でも、それが何日も続くと非常につらいですよね。疲労が回復できないため、体力と気力が低下してしまいます。そんな悩みに役立つのがツボ押しです。ここでは、快眠に役立つといわれているツボについて紹介していきます。

労宮(ろうきゅう)

図:労宮

まずは労宮からご紹介。手を握ったときに、人差し指と中指の先端の中間にあるツボです。精神に働きかける作用のあるツボになります。緊張したときに手のひらに「人」という字を書いて飲み込むというおまじないがありますが、これも労宮を刺激して心を静める動作といわれています。指先をツボに当てたら、中指の骨の裏側に指を入れるイメージで人差し指の付け根に向かって押し上げましょう。

失眠(しつみん)

図:失眠

次に紹介するのは失眠というツボ。足の裏側、かかと中央の少しへこんだところにあります。足裏のツボになるので、イスに座った状態か、寝転がった状態でツボを押してください。イスに座った状態であれば、片手で足首を持ち、もう片方の手で握りこぶしを作って失眠を10~20回程度、軽く叩きます。このツボは高ぶった神経を落ち着かせて眠気を誘う効果が期待されています。目がさえてなかなか眠れない夜はあるでしょう。そんな夜にはお試しください。ちなみに不眠解消のほかにも、神経症、むくみ、膝関節痛、下半身の冷えなどにも効果があるとされています。

内関(ないかん)

図:内関

手首の近くにある内関(ないかん)も快眠をサポートしてくれるツボです。自律神経のバランスを整えて穏やかな気分にする効果が期待されています。内関は手首を曲げた際にでる太い横じわの中央から、ひじに向かって親指2、3本ほど移動したところにあります。くぼんでいる部分を、親指で優しく押しましょう。

その他の快眠のツボ

このほかにも紹介したいのが百会(ひゃくえ)という頭頂部にあるツボ。百会という名前は、「多くの経絡が会うところ」が由来です。その名のとおり、いくつもの経絡が交わっていることで、睡眠だけでなくさまざまな症状に効果が期待されているツボになります。また、百会の周り4ヶ所には四神聡というツボがあります。百会を中心に四神聡あたりを軽く刺激することで、自律神経系の不調や不眠、ストレスなどの改善をサポートするといわれています。
また、丹田(たんでん)というツボも快眠に効果的といわれています。丹田はおへその下3~5cmあたりに位置するツボです。座った状態や寝転がった状態で両手のひらを重ねて丹田の上に置きます。押すというよりは包み込むといったイメージです。

いかがでしたでしょうか。ここまで睡眠に効果的なツボについて見てきました。睡眠不足は日中のパフォーマンスにも影響してきます。質の高い睡眠をしっかりとるためにもツボの存在は知っておいて損はないでしょう。ここで紹介したツボ押しをぜひ試してみてください。

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