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羽毛布団は家で洗濯できる?洗濯・乾燥時の注意点って?

更新日:2023/7/1

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多くの羽毛布団は家での洗濯ができませんが、洗濯できるウォッシャブルタイプもあります。ここでは、デリケートな羽毛布団を家で洗う際のポイントについて紹介します。

基本的に家で羽毛布団を洗うことはおすすめできません

羽毛布団でも、一部の夏物羽毛布団(肌掛け)の中には、家で洗えるものがあります。しかし、ウォッシャブルタイプであっても、やはり羽毛布団はデリケートな寝具です。どれだけ丁寧に洗濯したとしても家で洗うことにより羽毛が劣化したり、側生地が傷んだりすることは避けられません。また、羽毛が十分に乾燥できないことによりカビや臭いなどの問題が発生することもありますので、特にダウン率が高く質の良い羽毛布団は、羽毛布団専門のクリーニングを利用したほうが安心でしょう。
フランスベッドの羽毛布団は、丁寧に洗浄した羽毛と、側生地に衛生加工を施しています。衛生的な羽毛布団を選び、カバーをかけて使用してカバーをこまめに洗濯するなど、日々の使い方にも気を付けましょう。
家で洗いたい場合は、洗濯表示記号を必ず確認して、十分注意の上乾燥までを行ってください。また、洗濯をする回数はなるべく減らしたほうが良いでしょう。

▶関連リンク
「羽毛布団のクリーニングはいつするべき?適切な頻度はどのくらい?」
https://interior.francebed.co.jp/brand_site/jooryu/faq/care/cleaning.php

羽毛布団の洗濯表示記号を見ましょう

羽毛布団は長く使っているうちに、うっかりシミをつけて汚してしまうことがあります。汚れてしまった羽毛布団を家で洗うなら、まずは洗濯表示の記号を確認しましょう。「家庭洗濯NG」の記号が表記されている場合には、羽毛布団を家で洗うことはできません。

■家庭での洗濯禁止マーク

家庭での洗濯禁止マーク

洗濯機で洗える洗濯表示マーク

家の羽毛布団が洗濯できるウォッシャブルタイプかどうかを判断するためには、まずは洗濯表示マークをチェックしてみてください。家庭の洗濯機で洗えるものには、数字が記載された洗濯表示マークがついています。数字は使用する水やお湯の温度の上限、下線は多くなるほど弱い洗濯処理を示します。

■「40」という数字が記載されたマーク

「40」という数字が記載されたマーク
液温の上限40℃。洗濯機使用可能。

■「40」という数字と下線1本のマーク

「40」という数字と下線1本のマーク
液温の上限40℃。洗濯機使用可能。弱い洗濯処理に限る。

■「40」という数字と下線2本のマーク

「40」という数字と下線2本のマーク
液温の上限40℃。洗濯機使用可能。
非常に弱い洗濯処理に限る。

上記のマークの場合はいずれも40℃が上限のためお風呂の残り湯などを使用する場合は注意してください。また洗濯機のコースを選ぶ際は、一般のコースではなく「毛布」や「大物洗い」と記載されているものか、デリケート素材を洗うために使用する「ドライコース」などで洗う方がよいでしょう。

手洗いできる洗濯表示マーク

洗濯機の使用ができない羽毛布団が、手洗いできるかどうかも洗濯表示マークで確認することができますのでチェックしてみてください。

■手のイラストのマーク

手のイラストのマーク
液温の上限40 ℃。手洗い可能。

洗濯表示上は手洗いすることが可能であっても、羽毛布団は大きいため実際に手洗いをするのは大変な作業です。広めのスペースが必要となる上、洗い方によっては洗濯機を使用するよりも羽毛布団へのダメージが大きくなる可能性があります。羽毛布団専門のクリーニング店に出すなどプロにお任せするほうが安心でしょう。

羽毛布団を家の洗濯機で洗う場合

羽毛布団を洗濯機で洗うときは、必ず洗濯ネットを使用してください。洗濯ネットに入れるときは、羽毛布団を屏風のように折り畳みましょう。布団を洗濯機に丸めて入れてしまうと、水流が奥まで届かず、汚れが落ちにくくなります。また、使用する洗剤は、中性洗剤を選びましょう。普段使用している洗濯洗剤は、たんぱく質を溶かす性質が含まれているため、羽毛を傷めてしまう危険があります。中性洗剤であっても布団を傷めかねませんので、洗剤を布団に直接かけるのではなく、水に薄めることをおすすめします。洗濯が終わった布団は、干して中まで乾燥させます。布団全体が乾燥するまでには、2~3日ほどかかります。

縦型洗濯機で洗濯する手順

縦型洗濯機で洗濯をする手順は、下記を参考にしてください。

  • (1)洗濯ネットに羽毛布団を折り畳んで入れ、洗濯槽へ入れます。
  • (2)洗濯機の大物洗い(毛布)コース、またはドライコースを選びます。
  • (3)おしゃれ着洗い用の洗剤など中性洗剤を投入口に入れます。
  • (4)洗濯槽に水をためます。
  • (5)水がたまった時点で洗濯機の一時停止ボタンを押します。
  • (6)羽毛布団を両手で5、6回ほど押し込み、しっかり水を吸わせてから洗います。

縦型洗濯機で洗濯をする場合は、羽毛布団がしっかりと沈まない場合がありますので、浮き上がってくる羽毛布団を手で沈めて十分に水を吸わせてから洗濯することがポイントです。

ドラム式洗濯機で洗濯する手順

ドラム式洗濯機で洗濯する手順は、下記を参考にしてください。

  • (1)洗濯ネットに羽毛布団を折り畳んで入れ、洗濯槽へ入れます。
  • (2)洗濯機の大物洗い(毛布)コース、またはドライコースを選びます。

ドラム式洗濯機で洗濯する場合は、機械の構造の問題で水を吸わせるのが難しくなっていますので、縦型洗濯機のように水を吸わせるような工程は必要ないでしょう。他にもドラム式洗濯機は、洗濯ネットが使用できないこともあるため、事前に取り扱い説明書を確認してから洗濯するようにしてください。

羽毛布団を家で手洗いする場合

羽毛布団が部分的に汚れているだけなら、つまみ洗いで対応しましょう。汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を使用してもかまいません。中性洗剤を使用した場合は部分的に濯ぎ、洗剤をよく落としてください。濡れた部分はタオル等で水分を絞り、アイロンやドライヤーで十分に乾燥させてください。

羽毛布団を洗濯するときのポイント

次に、羽毛布団を洗濯するとき、事前に確認しなければならないことや注意しなければならないポイントについて解説します。家庭で洗濯できる羽毛布団は、一般的には側生地の組成がポリエステル50%以上の夏物羽毛布団(肌掛け)に限られます。

ポイント①洗濯機の容量を確認する

まずは、洗濯機の容量をチェックしてください。一般的に洗濯機の最大容量の6~7割ほどが洗濯できる目安と言われています。洗濯容量別に見る目安はシングルで4キロ以上、ダブルは5キロ以上、クイーンで6キロ以上です。しかし家で使っている洗濯機が10キロだから大丈夫というわけではなく、洗濯機のメーカーによって洗える布団のサイズが異なる場合があります。また洗濯機の種類によっては、洗うと羽毛が洗濯機内に入りこんで故障する恐れがあるので洗濯不可となっている場合もあります。事前に取り扱い説明書をご確認ください。

ポイント②洗濯する日の天気を事前チェック

洗濯する日の天気の事前チェックも必要です。羽毛布団は大きいので完全に乾くまで時間がかかります。曇りの日に干すと完全に乾かない可能性があるので、天気の良い日に干すようにしましょう。生乾きの状態のままになると羽毛にカビが発生しやすい状況にもなるため、天気予報のチェックはとても大切です。羽毛布団を乾燥機で乾かせるかどうかについては、JBA((一社)日本寝具寝装品協会)の羽毛布団の推奨表示がすべて「タンブラー乾燥不可」であることからも、おすすめできません。

ポイント③洗剤は中性洗剤を使うこと

家で羽毛布団を洗うときは、中性洗剤を使うことがポイントです。一般的な洗濯に使用する洗剤は弱アルカリ性のものが多いのですが、弱アルカリ性の洗剤で羽毛布団を洗うと中の羽毛が傷んでしまうことがありますので中性洗剤を使用するようにしましょう。また柔軟剤を使うと、柔軟剤に入っている成分が羽毛の撥水力を低下させ、ふんわりした質感が損なわれてしまうことがあります。柔軟剤を使用して好みの匂いにしたいという方は、羽毛布団ではなく布団カバーに使用すると良いでしょう。

▶関連リンク
「羽毛布団・綿布団・羊毛布団の干し方とは?」
https://interior.francebed.co.jp/brand_site/jooryu/faq/feather/out-to-dry.php

「羽毛布団の干し方のコツは?」
https://interior.francebed.co.jp/brand_site/jooryu/faq/care/sun-drying.php

コインランドリーで洗濯するときの注意点

まずJBA((一社)日本寝具寝装品協会)では羽毛布団にタンブラー乾燥機の使用をおすすめしていないということを知っておいてください。コインランドリーのドラム型乾燥機や、タンブラー乾燥機は羽毛布団に大きなダメージを与える恐れがあるためです。
そのためコインランドリーでの洗濯はおすすめできませんが、個人の判断でコインランドリーを利用したい場合は、羽毛布団へのダメージをできるだけ防ぐために以下の注意点を参考にしてください。まず、羽毛布団のサイズに合う洗濯機を選んでください。羽毛布団が破れて中から羽毛がでる恐れもありますので必ず洗濯用のネットに入れ、洗剤は中性洗剤を使用してください。このような手間を考えるとやはり羽毛布団専門のクリーニング店などにお願いする方がよいでしょう。

羽毛布団を洗濯する頻度はどれくらい

羽毛布団を洗濯する頻度はどれくらいがいいのでしょうか?
羽毛布団を頻繁に洗濯すると、羽毛のかさが減って保温性が下がりますし、側生地も傷んで中身が飛び出す可能性があります。耐久性や品質維持を重視するのであれば5~7年に1回程度の洗濯で十分です。しかし羽毛布団の使用頻度や使い方によっては、5年よりも前に汚れが気になる場合もあるでしょう。汚れや衛生面を重視するのであれば、2~3年に1回を目安に洗濯しましょう。また羽毛布団を洗濯するタイミングに迷ったときは、羽毛布団が不要になる季節の変わり目の時期に洗濯して入れ替えることをおすすめします。特に厚みのある羽毛布団は、天気が良い日が続くタイミングで洗濯するのが望ましいです。

羽毛布団をきれいに保つ秘訣

布団側生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーやシーツを掛けてお使いください。カバーやシーツはこまめに洗濯してください。羽毛布団を天日干しする場合は、カバーやシーツで覆って干してください。月に1から2回程度天気の良い乾燥した日に、午前10時から午後3時ごろまでのあいだに、片面1時間位ずつ干すと良いでしょう。布団乾燥機を使用する場合は、布団乾燥機の取扱説明書に従ってください。

関連リンク「羽毛布団はコインランドリーで洗える?注意点と手順を解説」

この記事の監修者

フランスベッド
インテリア商品企画部

インテリア商品企画部では、フランスベッドのインテリア事業で展開をするベッド・寝具類(羽毛布団を含む)・家具の商品企画全般およびそのプロモーションを行い、眠り・睡眠といった視点からだけではなく、健康や環境への配慮など様々な視点から、皆様に高付加価値製品を提案しております。
このホームページの中でも「皆様の暮らしをちょっと豊かにする」情報をお届けし、今までなかった毎日を作るお手伝いができたらと考えています。

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